現行のルール(2023年12月31日まで)では申請者一人で1年以上の留学の場合、資金として生活費 $10,000 CAD + 1年分の学費を証明する必要があります。すでに学費を支払い済みの場合、レシートを提出すれば学費は残高証明書に含まれていなくても大丈夫です。配偶者や子供など家族も同行する場合、家族の生活費の証明も必要になります。生活費 $10,000 CADは2000年代前半からこれまで約20年間ずっと変わりませんでした。しかしこの金額ではカナダで生活するには不十分であることを渡航後に知る学生が多く、またここ最近のインフレで物価や家賃が上がり、生活が困難になる留学生も増えてきています。
カナダ政府の統計サイト「Statistics Canada」によると、人口50万人以上の都市で一人で生活する場合の生活費の最低金額は以下のようになっています。(※税金支払い後の金額です。)
2000年 $15,362
2005年 $17,230
2010年 $18,759
2015年 $20,386
2020年 $22,060
2021年 $22,801
家族が増えればその分生活費も必要ですし、人口の少ない地域ですと大都市に比べて生活費は少なくてすみます。
生活費の最低金額の推移を見ると、スタディーパーミット申請での資金証明金額も上がるのは仕方ないことだと納得できると思います。2024年1月1日より、一人で申請する場合は生活費 $20,635に加え、1年目の授業料と渡航費の証明の提出が必要になります。
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